「珠洲に着陸」
大学4年間の滑走路を経て飛び立ち、、、、
2年間の暗黒フリーター時代を彷徨う、、、。
2017年某日、大気圏に突入。(退職)
4月2日、ついに珠洲市に着陸。(4月3日が初出勤だが)
ゆとり教育で培われた持ち前の大らかな時間の使い方のおかげで、半分夜逃げ状態で着陸した訳だが、
本当の意味で大らかな移住担当の方のおかげで、スムーズに移住してからの段取りが出来ました。
本当に感謝です。
珠洲市は窓口がけっこう整備されていて、移住者への対応やその後の生活のアドバイスなど非常に手厚く保護してもらえている印象。(他の地域は特に知らないけど)
というか、みんな本当に人口減少に対して危機感を持っていて、是が非でも珠洲に残り続けて欲しい。宝物を見る目でキラキラとお話ししてくれる。
この後にも話すが、本当に「若い」というだけでもこの土地にとっては価値があるのだと。
いや、もはや「人間」の存在価値が高い。
ニンゲンに生まれてよかった〜〜〜!!
ということで、落ち着いたところでここまでの日々をまとめてみようと思います。
「区長さんに挨拶、ご近所に挨拶」
まず、移住担当の方に促されたのは、区長さんに挨拶。
珠洲市は主に10地区ほどに分かれていて、その地区からさらに7・8地区に分かれいるとのこと。
それぞれに区長さんがいて、自分の住む地区長さんに挨拶をすることがこの土地で生きていくには必須。
それはポケモンでいう「オーキド博士」に挨拶にいくようなもので、
オーキド博士に会わなければ冒険は始まらない。
しかし、ゲームのように冒険が始まらないだけなら良いが
田舎の現実世界では「村八分」というおぞましい事態が待っている。
「村八分って何だろう、、、8分割にされちゃうのか、、、」
と怯えていたところ、
移住担当の方が地図を出して丁寧に区長さんのお家を説明してくれた。
珠洲市はコンパクトかつ人口が少ないので、市役所はその辺りを完全に網羅している。
「メガネかけてて、45歳で仕事は・・・」と、
もはや個人情報まで教えてくれる笑
近所の方にも挨拶行きなさい。引き出物はこんなものがいいよ。というアドバイスもいただき。
いざ、オーキド博士の元へ
言い忘れていたが、自分は相方のような奴と一緒に一軒家を買って移住した。
詳しくは宿泊業開業に向けてを見ていただきたい。
そいつが一応習字をやっていたので熨斗(のし)を書かせたのだが、
冒険の始まりを前に、興奮のあまり異常な近距離で書いていたわけだ。
興奮すると近づきたくなるらしい。。。。
区長には近づき過ぎないこと祈り。区長のお家へと向かった。
区長に挨拶をするポイントは
①見たとこのない人が挨拶に来ることがほとんどないみたいなので、笑顔で明るく話し、怪しい者ではないという雰囲気を出す。
②移住の経緯を伝えると「こんな何にもないところに〜」と言われるので、珠洲の魅力に感じた点を簡潔に話すことで、怪しい者ではないという安心感を与える。
③とにかく怪しい者ではないことを伝える。
一軒家を購入&男性2人で移住してきたので、かなり不審がられる。
この土地に縁もゆかりもない人が移住して来ることが不思議でたまらないようなので、その不信感を取りはらえると、ものすごいキラキラした目で話してくれる。
その流れでご近所にも挨拶周りをしたがみんな口を揃えて「こんな何にもないところに〜」と言うので、
一人一人丁寧にこの土地の魅力を伝えていく。
話が止まらなくなる。
本当はみんな珠洲が好きなんだ。
そんな気持ちでほっこりした。。。
無事に挨拶を終えた
犬が自由に散歩している。
我々の冒険が始まった。